らくだ廃人日記

(これは現在、某所で書いている日記形式の文章に加筆したものです)

ピュイ♪


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あれほど好きだったパチ屋の雰囲気。
毎非番、週休のたびに通い詰めたお店。
この数年はどうだろう。トキメキが無くなっていないか?

人事異動で東の地へ。
生活圏と勝負圏が一緒になってしまった。
今より約12年前。
かってこの地で暮らした記憶がある。
その当時にいろいろ問題が起き(汗
行けなくなった店が数件ある。
その頃の記憶では。。。
この地では食えないと判断して市内中心部へ遠征していた覚えが。。
その地へ舞い戻った今。またもホーム店を探して徘徊している。
右を見ても左を見ても同じようなラインアップ。
パチンコはいずれも金太郎飴なCR確率変動機ばかり。

スロットは右だ左だと強制される妙な台ばかり。

朝一731を回してカニ歩いたあの頃に戻りたい。

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12年前のこの地で打った名機の思い出でも書こう(笑)

ソレまで遊びでしか打ってなかったパチンコという遊戯。
適当に打ち、適当に負け、お金があるうちだけ気の向くままの生活。
初めて収支を黒字に転ずる事が出来るようになった頃。
最初の主戦機種は平和の麻雀物語だったと記憶する。
折りしも保留玉連チャン機全盛時代の幕開けであった。

当時は無制限のお店など皆無。
朝一や特定絵柄のみ持玉遊戯可能のラッキーpァが普通。
当時の2.5円という換金ギャップを考えると、
如何に持玉遊戯時間を長くするかが勝負の分かれ目。
朝一のモーニングタイムのヒキが一日の勝負を決めた。

良く回るデジパチを長時間、持玉遊戯で打ち切る。
このスタイルで半ばセミプロ状態の非番日を過ごしていた。
階級もまだ低く、今より給与も少なかった20代の頃、
パチンコで稼ぐ小銭が日々の生活を豊かにしてくれていた。
楽しむよりも喰うためのパチンコ。そんな古き良き時代。。。
今ほどデータ機器が無かったあの頃。
手帳にはシマの大当たり状況や回数、
更には絵柄まで綿密なデータがぎっしり。
他人より少しの知識があれば簡単に小遣い程度は稼げた。
故・田山幸憲プロの日記に影響され、
オカルトと釘読みの両輪で日々を過ごしていた。

明けても暮れてもの銭パチ生活に嫌気が差した頃、

かねてより気になっていたあの台の誘惑が始まる(笑)

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勤務が終わると速攻で店に行き、
開店から閉店まで回るデジパチを打っていたあの頃、、、
勝つには勝っていたが、何か物足りなかった。

俺はパチンコが好きなのか?銭が好きなのか?

薄給の公務員ゆえ、パチンコの収支は非常に重要であった。
一人暮らしをしていた事もあり、銭が必要だったのは事実。
でも貯金は出来ていたし、生活に困る事も無かった。

そんな心の葛藤に響いてきた音がある。
「ガー・ぷっちょんぷっちょんぷっちょん・・」
ワタシの打っていた麻雀物語のシマ。
その裏側からいつも聞こえる香ばしい音。

ちゃらん、ピュイ」
「ぱーぱぱぱぱー♪」
トイレに立つ度に通りかかるあのシマ。
いつも満席で、ドル箱のタワーがあちこちに出来ていた。

鮮やかなグリーンの枠。
怪しく微笑む中央ヤクモノのラクダ。

コレが生涯の友(爆)アレジンとの出会いであった。。

アレジン。

その名はかねてより聞いていた。
消防の仲間たちも一様に狂い、
超過勤務を散財していた恐ろしい台。
ベース0。普段は戻し玉は一切期待できず、
ただただスルーチャッカーへ玉を送るだけ。

それ以前にもアレパチはあったが、
シャトル21にしてもワイワイワイにしても一発台。
コンビやサーカス、スターライトやジャスティ同様、
遊びで打つには辛い台ばかりであった。

アレジン。

時間当たりの投資金額はデジパチの倍以上。
一気に出る時もあるが多くの人は負ける。
怖くて近寄れない、打てば負ける。

それが怖くて打つ事は出来なかった。

しかし目の前でこれほどの爆裂を見せられれば、
その誘惑に負けないように自分を律するのは難しい。

一回だけ、一回だけ打って見よう。
その日も朝からデジパチを打っていたのだが、
交換ナンバーで当たったため出玉を流して暇になった。
まだ昼過ぎ。今のところプラス域に居る。
「よし、この儲け分を使って今日はアレジンを打とう。」
ついに禁断の扉は開かれてしまった。。。。

アレジン。

この台に出会ってなければ今のワタシは無い。
それほど大きな影響を与えた台との日々が始まったのだ。

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出玉を交換。
今日の浮きは2万弱。
いつもであればこのままコーポへ帰り、
缶ビールを飲んで昼寝という堕落した日常なのだが、
今日は違う。
あの禁断の機種との勝負が待っている。

満員のシマ。
あちこちから響くリーチ音。
「ピュイ」
聞こえるたびにシマ中の視線が集中する。
そして大当たり音。
中央ラクダが開放。
急げ!5秒のうちに中央Vゾーンへ玉をねじこめ!
無事Vゾーンへ玉が吸い込まれるとランプが点滅。
14ラウンドの旅が始まる。
大当たりした後は緊張の十数回転。
リーチが集中すると恍惚。
リーチが出ないと鬱。
めでたく大当たりを引き当てれば天国。
現実には一日の多くが地獄の現金投資。
500円玉がただのゲームコインに見えてくる世界。

そんな世界に今日から足を踏み入れるのだ。
覚悟はいいか。もう戻れないぞ。。
自分の中の良心が何度も語りかける。

もう遅い。

一万円札を両替。
手にした6枚の500円玉。
丁度空いた台に腰を下ろす。
サンドに500円玉を投入。
乾いた音がして上皿に125発の銀玉が落ちてくる。
ハンドルを握り締め、第一撃を発射。

ん?3発ほどで発射が止まった?

程なくまた玉が発射。しかしまた一瞬止まる。
そうか、コレはアレパチだから16発で1ゲームなのだ。
左下にあるpushというスイッチは何だ??
デジパチ一筋に打ってきた若葉マークの悲哀。

しかしこの出会いがワタシのパチライフを拡充するのである。


目にも鮮やかな緑色のハンドル。
セルの真ん中に居座る黄色いラクダ。
スタートチャッカーへ玉を放り込む。

玉の減りが、、、、早い( ̄▽ ̄;)

そう、アレジンなどアレパチは、
下にある16までの番号が付いたポケットのうち、
4コ並んで玉が入らないと払い出しが全く無かった。
普段はまず連続して入らないような釘調整であり、
大当たりして2倍チャッカーに入らないと、
ひたすら投資するベース0の台ばかりであった。

いかにも賞球がありそうな入賞口が盤面にあるのだが、
いずれも特定の場所のポケットが点灯するだけ。
大当たり中に開くアタッカーもそれ自体に賞球はない。
アレンジボールのゲーム性が唯一生きている部分である(笑)

形はアレンジじゃん球でも、
実質はデジタルが揃えば右打ちするだけの権利モノ。
しかも大当たり後はすぐにまた連チャンが来る。
単純明快なこのゲーム性は多くのジャンキーを生んだ。

程なく自分の台にもリーチ♪
続いて数回転の間にリーチが鳴きまくる(^▽^)
おお、ワタシの台にもいよいよ大当たりが。。。。
シマ中の視線を浴びているワタシの台。
あれ??リーチが。。。遠くなって。。おーい。。。

気が付けば今日の儲けを吐き出し、
逆に追加投資を行っていた。。。

アレジン恐るべし( ̄▽ ̄;)
マイナス35k。。コレが記念すべき初打ちであった。


---------------------------つづく-----------------------------